2011年 05月 26日
同じ片口でも
片口は好きなうつわで、お漬け物を盛ったり、ちょっとだけ残った煮物なんかを復活させて食卓に登場させています。
本当はお酒を入れて食卓に出したいところですが。
これは、白化粧という液状にした白い土を刷毛で置いた上に、ごく薄い釉薬(うわぐすり)をかけたものです。
この雰囲気が私は好きで、これはそのまま還元焼成していますが、還元炭化焼成したものも渋い色合いが気に入っています。
前回の、灰分が多い釉薬を厚めに掛けていたものは、食品の色、たとえばお醤油なんかの色がうつわに染まり難いのですが、釉薬が薄いものは少し色がつき易くなります。
その色もいきなりしっかり着いたりはしません。むしろ、いわゆる景色になっていいかもしれません。
by utsuwa-utatane
| 2011-05-26 23:31
| うつわ