2011年 07月 31日
真夏の紺屋
早いなぁ。
夏休みの宿題にぜんぜん手がついていないこどものようです。
今日は、箱本館「紺屋」にお邪魔しました。
中をゆっくり見せてもらって、建物や、持参したうつわの写真を撮らせていただきました。(許可をいただいて撮影しました。ありがとうございます。)
城下町のゆったりとした空気が流れている素敵な場所でした。
江戸時代に紺屋を営んでおられたお宅を再生し、工房にされているようです。
広い土間に高い天井、藍を入れていた甕でしょうか、埋まっていたり、大きな竈があったり。
途中、スクモのお話を伺うことが出来ました。
スクモは、くさがんむりに染めるとかいてスクモと読むそうです。
この漢字、国字なんだそう。
藍の葉を発酵させたものをそう呼ぶとのこと、より深い藍色に染めるために必要な工程だそうです。
この工程が国字で表されているということは、日本古来からの染色技術の発展が、いかに素晴らしく工夫と試行錯誤に満ちたものであったということ。
そう思うと、なんだかじぃんとしてしまいました。(Tさんありがとうございました)
工房の指導をされているOさんには、私の無理なお願いを受け入れていただいたり、灰を分けてくださったり、何かと細やかな心配りをいただいて感謝しています。
ますます箱本手仕事市が楽しみになって来ました。
by utsuwa-utatane
| 2011-07-31 23:01